【アニメ/漫画レビュー】凄いのになかなか知名度が上がらなくて悔しい メイドインアビス つくしあきひと著
メイドインアビス 新品 1-7巻 全巻セット
オススメ度:★★★★★
ジャンル:冒険ファンタジー
この作品を見たきっかけ
通っている美容室に置いてあった漫画がきっかけ。
独特のロリっぽい絵が若干手に取りにくい作品だったものの、美容師の方から内容を絶賛され読むことに。
その時は2巻くらいしか読めず、暫くしてNetflixでアニメ鑑賞、そしてわざわざ美容室から本を全巻借りて読破しました。笑
大まかな解説<ネタバレあり>
深淵とも言えるほどの深い穴(アビス)のある孤島が舞台の本作。
主人公は孤児院で暮らす一人の少女、リコ。
島の中央に空いた穴には、遺物と呼ばれる人工物が遺されており、ものによっては世界を変えるレベルの効用をもたらすものもある様子。
それらを発掘しながら穴の底を目指す冒険家は後を絶たないが、一定の深さに潜るとそこから戻ってくる(上昇)時に体の不調が出てしまう。(アビスの呪い)
あまり深いところまで潜ってしまうと上昇負荷が重く、死に至ることもあるという。
そんな危険の多いアビスに冒険に出てから戻っていないリコの母親を夢見るリコ。
いつか母親に会うためにアビス深層部へ行くことを目指す。
ある日孤児院の仕事で遺物を発掘に出かけたリコは、未知の技術で作られたロボット少年のレグと出会う。
彼は記憶を失っており、リコから「アビスの底から来たんじゃないか」と言われてアビスに興味を示す。
そんな2人が力を合わせてアビスの底を目指すが…
作品を見て感じたこと
漫画
とにかく絵が綺麗です。イラストレーターであるつくしあきひと氏は元々同人誌として本作を出す予定だったとの事。
そのため、1シーン事の絵が物凄く丁寧で世界観に引き込まれます。
ちなみに、同人誌予定だったということもありフェチ表現が多いことも評価を上げます。
ロリ、男の娘、百合など…漫画の中表紙もなかなかハードな嗜好が詰まっています笑
キャラクターの幼さは確かに若干抵抗感がありますが、イラストに反して結構現実的だったり、グロテスクなシーンも多いためデフォルメ的な意味であのイラストがぴったりであると言えます。
そしてストーリーが思ったより作り込まれており、大人が読んでも色々と考えさせられることが多いです。
癖のあるキャラクターと、絶対に屈しない主人公リコのやり取りを見ていると、思わず親の目線でリコを見てしまい感情が揺さぶられることも…
アニメ
どのくらい原作に忠実かという部分がアニメの評価に大きく係わってくると思いますが、メイドインアビスはほぼそのままです。
若干のアニオリはありますがストーリーに変化を及ぼすことも無く、更に作品を引き立たせるような内容のため、見ていて違和感はありませんでした。
また、アニメは音楽、効果音、シーン演出などがほかのアニメに比べてもかなりレベルが高く、毎話映画を見ている感覚に陥らせてくれます。
個人的な感覚としては音楽とのマッチングもあり、アニメの方がより世界に入り込めると感じました。
グロテスクシーンもしっかり描写してくれるところも◎でした。
どんな人に向いているか
ファンタジー好きな人、ジブリ好きな人(特にラピュタやナウシカ)、グロテスク平気な人、ロマンあるストーリーが好きな人
監督の他の作品
漫画は無し
アニメ
迷家-マヨイガ-(ナナキデザイン)
※原案やデザインの為レビューは無しです。
この作品が観れるのは
メイドインアビスが見れるのはNetflixとアマゾンプライムビデオ、Hulu、U-NEXTなどです。
(割とほとんどのストリーミングサービスで視聴可能)
ネタバレありのYoutube解説動画
岡田斗司夫さん
このブログでは毎度出てきますが、アニメや漫画を語らせるとこの人を超える人がいないんです。本当に。
この作品のどこがすごいのか、ということをわかりやすく説明してくれます。